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ペット供養Q&A

ペットの供養についてよくある質問をまとめています。


Q:亡くなったペットはどうすればいいの?



A:遺体の取り扱いについて、以前は自宅の庭や近くの山林に埋めるという方法がよくとられていたと思います。しかし、都市部では穴を掘れる場所を探すこと自体が難しいでしょう。所有地以外に埋葬するのは法律で禁止されており、空き地や公園に埋葬することもできません。
そのため、火葬にするのが現在では一般的です。
例えば、自治体の多くはペットの遺体を有料でひきとり、焼却処分してくれます。
ごみと同じような焼却処分に抵抗のある場合は、ペット専門の葬儀社に依頼することになります。



Q:葬儀社に依頼する場合、葬儀にはどんな種類があるの?



A:ペット専門の葬儀社には、おおむね4種類の葬儀方法があります。
第一は、合同葬です。他のペットと一緒に葬式を執り行い、その後、火葬します。火葬が終わるとペット墓地などのお墓に入れます。お骨を拾うことや火葬への立会はできません。
第二は、個別葬です。葬式終了後、個別に火葬し、お骨をお墓に入れます。お骨上げは業者が行います。納骨せずお骨を持ち帰ることも可能です。
第三は、立ち会い葬です。葬式終了後、個別に火葬し、さらに希望者は自分でお骨上げをすることもできます。お骨を持ち帰ることもできます。
第四は、自宅葬です。移動式の火葬車で自宅に来てもらい、葬儀と火葬を行います。ただし、ずさんな設備でトラブルを起こす業者もあります。自宅葬は他の葬儀方法よりも、業者選びが重要です。



Q:ペットの納骨・埋葬にはどんなパターンがあるの?



A:火葬が終わると、お骨を納骨したり埋葬したりします。人と同じように四十九日を区切りとするほか、ペットの誕生日を区切りにするケースもあります。納骨先としては、次のような種類があります。
 第一に、ペット霊園などの納骨堂に納骨するものです。合同納骨と個別納骨があり、最近は永代納骨を選択される方もいます。
第二は、ペット専用の墓地に墓石を用意し、納骨するものです。最近は、人とペットが同じお墓に入ることのできる霊園もあります。
第三は、自宅のお庭などに埋葬するものです。マンションのベランダなどにも違和感なく置くことのできる墓石もあります。
第四に、海や山などに散骨する方法もあります。飼い主の方の代わりに業者が散骨を行うサービスもあります。



Q:ペットの供養はどうすればいいの?



A:葬儀や納骨が終わった後の供養の仕方も、いろいろあります。納骨堂やお墓に定期的にお参りしたり、自宅にペットの仏壇を造って毎日お供えをするのもよいでしょう。
大切なのは、これまで一緒に暮らしてきたペットに感謝し、自分たちも心の安らぎを得ることです。ご家族ともよく話し合って検討されることをお勧めします。




Q:ペットのお骨を人間と同じお墓に入れていいの?



A:人のお墓に動物を入れることは、特に法律で禁止されているわけではありません。最近はペットも同じお墓に入ることのできる霊園が登場しています。しかし、寺院が運営する墓地では基本的に無理だと思います。また、家族は良いと思っても、親族にとっては抵抗感があるかもしれません。家族で話し合うのはもちろん、親族や墓地の管理者の承諾を得ておくことが大切です。




Q:ペットロス症候群ってどういうこと?



A:「ペットロス症候群」とは、ペットが亡くなったことをきっかけに発生するやる気のなさ、不眠、食欲不振など様々な精神的・身体的不調のことです。が典型です。
病気というわけではなく、愛情を注いできたペットを失ったことによる、一時的な身体的・肉体的反応といえます。一定の時間と心理的なプロセスを経て、改善、回復するので心配はありません。
周りの人も温かく見守り、「たかがペットが死んだくらいで」とか「また飼えばいいじゃない」といった心無い言葉を口にすることは避けてください。
ただし、数カ月たっても改善、回復が見られず、日常生活にも支障が出ているような治療が必要かもしれません。




Q:知人のペット葬儀に招かれたらどうする?



A:親しい知人や友人を招いてペットの葬儀を行うケースもあります。その場合、人の葬儀とは違って喪服にする必要はないでしょう。落ち着いた服装で参加すればいいと思います。また、香典なども不要です。お花や亡くなったペットが好きだった食べ物などをお供えとして持参すれば十分でしょう。なお、ペットを亡くした飼い主の方を元気づけるつもりで「また飼えばいいじゃない」といった心無い言葉には十分、気を付けましょう。